はじめに
近年、日本人女性の16人に1人は一生の内、乳がんにかかるといわれています。若い年齢を取り出しても、乳がんは30歳〜39歳までの若年女性部位別年齢階級別がん罹患率のトップの疾患となっています。乳がんは、罹患率が上昇し、かつ若年化が進んでいます。
他方、乳がんの生存率は他のがんよりも高くなっています。5年生存率は86%と高いです。また、ステージⅠ・Ⅱ期では、5年生存率が90%以上ありますので、できるだけ早期に発見し治療を開始すれば、お元気になることができるがんと言えます。
がんと診断されて強いショックを受けるのは当然です。ですが、がん治療後の長い人生が待っていることも心に留めてください。これからのこと、将来、例えば子どもを産み育てたりしていくような長い人生のことも一緒に考えていきましょう。