学術集会開催予定


ご挨拶

 近年のがん治療の進歩に伴い、病気を克服した患者(がんサバイバー)が増えつつあります。しかし、手術、薬物療法、放射線治療などの合併症による治療後の身体機能及びQOL低下などが問題となり、サバイバーシップはがん診療においてますます重要性が増しています。こうした中で、卵巣や精巣などの性腺機能不全さらには生殖機能の低下(喪失)などは若年がん患者に対する治療の代表的な合併症として問題となってきました。近年の不妊治療技術の進歩によって、生殖機能(妊孕性)を温存する治療も数多く試みられるようになってきています。

このような流れの中で、2012年11月に日本がん・生殖医療研究会(現在は学会)が設立され、2014 年以降、日本癌治療学会、日本産科婦人科学会、日本臨床腫瘍学会、日本生殖医学会、日本乳癌学会などで妊孕性温存について積極的に取り上げられるようになりました。さらに、2017年に日本癌治療学会から「小児、思春期・若年がん患者の妊孕性温存に関する診療ガイドライン」が発刊されました。日本がん・生殖医療学術集会は、新型コロナウイルスによる感染拡大を受ける中でも毎年2月に継続して開催されており、今年2023年2月には杉本公平教授(獨協医科大学 リプロダクションセンター)が会長を務められた第13回学術集会が埼玉県にて開かれました。

このたび、2024年2月10日(土)11日(日)に開催します第14回学術集会は、泌尿器腫瘍医である筑波大学腎泌尿器外科が主幹となり、がん・生殖医療は女性がん患者だけでなく男性がん患者にとっても重要である点、がん治療医のより積極的な関与が必要となるという観点等をクローズアップしたいと考えております。
2016 年度厚生労働省子ども・子育て支援推進調査研究事業 「若年がん患者に対するがん・生殖医療(妊孕性温存治療)の有効性に関する調査研究(鈴木班)」から、下記に掲げる5つの提言がなされました。① がん治療医と生殖を専門とする医師の密な医療連携体制構築促進の必要性 ② がん・生殖医療の啓発と情報発信の促進の必要性 ③ がん・生殖医療の治療内容に関する登録制度の構築の必要性 ④ 妊孕性温存治療に対する公的助成金補助制度の構築の必要性 ⑤ がん・生殖医療に関わるヘルスケアプロバイダー(看護師、心理士、薬剤師など)の育成の必要性です。また2021年から開始された小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業では、妊孕性温存実施施設と患者が、日本がん・生殖医療学会の症例登録制度(JOFR)に参加することを条件として、妊孕性温存に対する経済的支援が開始されており、2022年4月からは妊孕性温存後の検体を利用した生殖補助医療にまで助成金の対象が拡大されました。本分野は生殖医療医とがん治療医との緊密な連携だけでなく、ヘルスケアプロバイダーとの連携も重要であり、地域ネットワークの充実、妊孕性温存だけでなく保存した生殖細胞の活用による挙児にむけた取り組みも必要になります。このような背景を基に、第14回目を迎える本学術集会は、“IMAGINE THE FUTURE ~がん・生殖医療の未来を考える~”をテーマに掲げ、診療科、職種間、また県を超えて連携ができるような垣根のない医療の実現を目指して企画をして参ります。

皆様、奮ってご参加頂けます様お願い申し上げます。

2023年7月

第14回日本がん・生殖医療学会学術集会 会長 西山 博之
(筑波大学医学医療系腎泌尿器外科学 教授)


開催概要

第14回 日本がん・生殖医療学会 学術集会 開催案内
開催案内ダウンロード

第14回日本がん・生殖医療学会学術集会
IMAGINE THE FUTURE ~がん・生殖医療の未来を考える~

【現地開催】

  • 日時: 2024年2月10日(土)~2月11日(日)
  • 会長: 西山博之(筑波大学医学医療系腎泌尿器外科学 教授)
  • 会場: 水戸市民会館(〒310-0026 茨城県水戸市泉町1丁目7番1号)

プログラム

※準備中


演題登録

  1. 演題募集期間:
    2023年7月25日(火)14:00 ~ 10月20日(金)12:00 締切
    ※登録演題の修正も10月20日(金)12:00締切となります。

  2. 申込資格:
    発表者は原則として日本がん・生殖医療学会の個人会員に限ります。
    また発表者は必ず参加登録受付期間中に「事前参加登録」を行ってください。
    ※未入会の方は必ず下記よりご入会のお手続きをお済ませください。
    ≫入会のご案内

  3. 発表形式:
    会場での口演発表もしくはポスター発表(フリーディスカッション有)のいずれか希望を選択。
    ※最終的な発表形式は選考委員会にて決定いたします。
    「口演発表」希望をご希望頂いても、実際の発表形式は「ポスター発表」となる場合もございますので、予めご了承ください。
    なお、口演発表となった場合、発表セッションは2月10日(土)9時からを予定しています。(発表時間1演題あたり4~5分程を予定)

  4. 発表内容:
    「がん・生殖医療に関わる基礎および臨床研究等に関連する内容」とします。
    事例、調査研究の別は問いません。

  5. 採択通知:
    採択結果は2023年12月上旬~中旬ごろにメールにて通知予定です。
    採択分については、抄録集に発表要旨の掲載を予定しております。

  6. 申込方法:
    下記「Confit」システムより投稿申込をください。
    (投稿には同システムアカウントが必要となります。取得されていない方は、同リンクよりアカウント取得後に登録を行ってください。)

演題を登録する

[要 入力項目]

  • 所属機関情報
  • 発表者名(ふりがな)
  • 発表形式(「口演」もしくは「ポスター」)
  • 発表タイトル(全角80文字以内)
  • 発表要旨(800文字以内)

※所属機関は10施設、共同研究者は筆頭演者含め12名以内まで登録可能です。


演題提出における留意事項

1)演題提出にあたっては、医療従事者及び自然科学者としての倫理観に基づいて行われたものであることを確認してください。
2)国内で行われた厚生労働省未承認の薬剤・医療技術および医療機器に関する臨床研究は、当該施設の審査(倫理)委員会または治験委員会など承認されたものを原則とします。
3)対象患者様の個人情報の保護などに留意してください。
4)動物実験に関しても「愛護精神」のもとで行われたものにしてください。
5)発表時には臨床研究に関するすべての発表において、利益相反状態の有無にかかわらず、開示してください。


参加登録

※準備中(11月より登録開始予定)


市民公開講座

※参加費無料

※詳細が決まりましたら掲載いたします。


会場案内

会場:水戸市民会館(〒310-0026 茨城県水戸市泉町1丁目7番1号)

周辺MAP

地図
≫会場アクセス






協賛企業

武田薬品工業株式会社