この度、福岡県がん・生殖医療ネットワークとの共催のもと、「Oncofertility Consortium Japan ミニワークショップ@福岡 ~福岡県のがん・生殖医療と連携について考える~」 を下記のとおり開催する運びとなりました。
2024年春と秋に、Oncofertility Consortium Japan(OCJpn)主導で実施した「がん・生殖医療ネットワークの実態調査」において、福岡県ではネットワークに加入している医療機関のリストはあるものの、本来設置されるべき事務局や生殖医療部門・がん治療部門の担当者が明確に定められておらず、医療連携体制の構築や検討会の開催、啓発活動などが十分に行われていない現状が明らかになりました。その結果、「どこに紹介すればよいのか分からない」「適応があるのか判断できない」 などの課題により、患者が適切なタイミングで必要な情報を得られないまま治療が進行してしまうケースも散見されました。さらに、妊孕性温存療法については、地域や施設による偏在が課題となっています。
本ワークショップでは、妊孕性温存施設・がん治療施設・行政が相互に顔の見える関係を築き、連携体制を強化することを目的としております。がん・生殖医療に携わる医師・看護師・心理士・コーディネーターなど、職種を問わず多くの皆様にご参加いただけますと幸いです。
日時:2025年3月26日(水) 18時~20時
場所:アイン薬局九大南店2階 大会議室(A)(B)
対象:医療従事者 参加費:無料
開催形式:現地+Zoom配信(ハイブリット開催)
申し込み先:https://forms.gle/xRBYoZZWM3ggPVn38
福岡県がん・生殖ネットワーク事務局 代表 / 九州大学産婦人科 河村英彦
Oncofertility Consortium Japan 運営委員 / 久留米大学産婦人科 三田尾拡