「日本の「がん・生殖医療」発展のために」

がん治療と妊娠~がん治療後の将来を見据えて~

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プログラム

第9回 日本がん・生殖医療学会学術集会


拡げようーがん・生殖医療のネットワークを全国に

日時:2019年2月9日(土)・10日(日)
          8:55~18:30(学術集会後 年次総会含む)

会場:じゅうろくプラザ(岐阜市文化産業交流センター)

会長:森重 健一郎(岐阜大学大学院医学系研究科 産科婦人科学分野 教授)


参加登録等詳しくはこちら


事前参加登録締切:  2019年1月21日(月)

一般演題登録締切 :11月15日(木)必着
※お問合せ多数により、演題締切を11月21日(水)16:00まで延長させて頂きます。なお、11月15日以降到着分は、優秀演題選考対象から除外となります。


一般演題募集案内 


第1回 AYAがんの医療と支援のあり方研究会学術集会

第1回 AYAがんの医療と支援のあり方研究会学術集会


日時:2019年2月11日(月、祝日)10:00~16:00

会場:名古屋国際会議場レセプションホール、141-143会議室

会長:堀部敬三(国立病院機構名古屋医療センター臨床研究センター)

テーマ:AYA世代のがん医療と支援のこれからを語る

キャッチフレーズ:協働 発進!夢・希望・未来

内容:基調講演2題、教育講演2題、シンポジウム2企画、ほか

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日本がん・生殖医療学会誌論文募集

日本がん・生殖医療学会誌への投稿論文募集

2018年より、日本がん・生殖医療学会では学会誌を新刊・発行する運びとなりました。本会誌は若年がん患者に対する「がん・生殖医療」の普及と教育を志向して、専門の医師に提供することを目的としています。対象読者は、生殖医療に携わる産婦人科医とがん治療に携わる腫瘍専門医や自己免疫疾患治療に携わる内科医です。若年がん患者に対する妊孕性温存療法のエビデンスを構築することに目標を置き、編集発行されます。関係者の皆様には、ふるってご投稿をよろしくお願いいたします。詳細はこちら

ASFP

The 6th World Congress ISFP 開催のお知らせ

日時:2019年11月14~16日
場所:ニューヨーク(アメリカ)


2019年11月14~16日に、ニューヨークにて開催されます、The 6th World Congress of the INTERNATIONAL SOCIETY FOR FERTILITY PRESERVATION (ISFP)の開催案内が参りましたので、ご紹介させて頂きます。詳細はこちら


がん治療を目前にした患者さんに将来の妊娠について一緒に考えられる場を提供します

がん治療は、内容によっては患者さんの妊よう性(妊娠する力)を消失させ、若年患者さんであっても閉経の状態をきたしてしまう可能性があります。近年の医療の進歩により、そのような問題点をかかえた患者さんに対して妊よう性を温存することができる可能性が芽生えてきました。しかし、治療を目前にした患者さんに対して将来の妊娠について説明し、限られた時間のなかで患者さんが選択を行うことは容易ではありません。また、妊よう性温存に関しての充分な情報を提供できる施設は少なく、がん治療医と生殖医療にたずさわる医師、ひいてはそのような患者さんの分娩を引き受けてくれる周産期医師との連携は不充分であるのが現状です。
私たちは、『がん治療および将来の妊娠という双方の点について、患者さんが充分な情報を得たうえで、最良の選択ができるような社会づくりをする』という理念のもと、専門科や職種の垣根を越えて集いました。治療を目前に将来の妊娠について考えることは容易なことではありませんが、患者さんがご自身にとって最良の選択をされ、原疾患の治療に前向きに取り組めるようにお手伝いをさせていただきたいと思います。

妊よう性とは

妊よう性(妊孕性;fertilityもしくはfecundity)とは、生物が子孫を残すための繁殖力、つまり妊娠する力のことを意味します。妊娠するためには、女性側の因子として子宮・卵巣(および卵子)が重要な役割を果たし、男性側の因子としては精巣(および精子)が重要な役割を担っています。
子宮は女性特有の臓器であり、胎児(赤ちゃん)を出生するまでの期間、育む場所です。卵巣は女性のホルモンバランスを保ち、月経(生理)周期をつくりだす臓器で、妊娠に必要な卵子が保存されています。卵巣内にある、将来卵子になる原始卵胞は生まれたときには約40万個存在するとされ、現在の医学では新たにつくられることはなく、どんどん消費されてゆくものと考えられています(図参照)。一方で精巣はどんどん新しい精子をつくりだす力を有しています。しかし子宮・卵巣・精巣などの臓器そのものは、現在の医学をもってしても人工的に代用することはできず、一度失ってしまうと取り戻すことは非常に困難です。したがって、妊よう性も一度失ってしまうと回復することは極めて難しい、かけがえのないものと考えられることができます。

年齢による残存卵子数の変化

妊よう性温存とは

がん診療の飛躍的進歩によってがんを克服した患者さんの治療後の生活の質(QOL=quality of life)にも目が向けられるようになってきています。若い患者さんに対するがん治療は、その内容によっては卵巣や精巣などの性腺機能不全をきたしたり、子宮・卵巣・精巣など生殖臓器の喪失により将来子供を持つ事が困難になる事(妊よう性の廃絶)があります。その結果、患者さんはがん治療後に長期にわたるQOLの低下に悩むことがあります。
医療者と患者さんにとって、病気を克服することが最大のゴールであるため、これまではがん治療によるこれらの問題点には目をつぶらざるを得ませんでした。

しかし最近では、医療技術の進歩やデータの蓄積によって一定の制限付きながら、がん治療後の妊よう性を温存するための治療法も数多く試みられるようになってきています。子宮がんや卵巣がんに対する子宮や卵巣を温存する手術、放射線治療から卵巣を保護する手術、さらには生殖補助技術の進歩による精子や卵子、受精卵の凍結保存などは広く普及するに至っています。 最近では卵巣を組織ごと凍結保存して、がん治療の終了後に再度体内に移植する技術も確立されつつあります。この方法は、まだ発展途上の技術ではありますが、海外では2004年から現在までに20名以上の出産例が報告されています。

近年、がんの治療が飛躍的に進歩したため、病気を克服した患者さんが増えつつあることから、そのような患者さんの治療後の生活の質(QOL=quality of life)という問題にも目が向けられるようになってきています。若い患者さんに対するがん治療の代表的な副作用として、卵巣や精巣などの性腺機能不全、子宮、卵巣、精巣など生殖臓器の喪失により将来子供を持つ事が困難になる事(妊よう性の廃絶)があり、ホルモンバランスの異常や不妊症の状態に悩むことがあります。
医療者と患者さんにとって、病気を乗り切ることが最大のゴールであるため、がん治療によるこれらの問題点には目をつぶらざるを得ない現状がありますが、不妊治療技術や基礎の進歩によって、がん治療後の妊よう性を温存するための治療も数多く試みられるようになってきております。私たちは、『がん治療医』と『産婦人科医』が協力し、そのような患者さんの悩みを少しでも解消できるように、情報および医療の提供、本邦におけるネットワーク作り、研究および技術開発を行っております。

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