「日本の「がん・生殖医療」発展のために」

がん治療と妊娠~がん治療後の将来を見据えて~

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がん・生殖看護に関して



『第4回 医療者向け がん患者妊孕性支援スキルアップセミナー』のご案内

第4回がん患者妊孕性支援スキルアップセミナー開催延期のお知らせ(日程未定)


2月24日(月・祝)に第4回がん患者妊孕性支援スキルアップセミナーの開催を予定し、ご案内を差し上げておりましたが、新型コロナウイルス(COVIT-19)の感染拡大により、今後1週間の動向も不明であり、本セミナーの開催を延期させて頂きたく存じます。
ご予定をいただきました皆様方にはたいへん申し訳ありませんが、ご理解、ご容赦をいただきたく存じます。

なお、本セミナー延期後の日程につきましては、事態の収束を待ってから改めて計画を行うため、現時点では未定でございますが、決定次第、「日本がん・生殖医療学会」のホームページ上にて、掲載させて頂きます。何卒宜しくお願い申し上げます。


主催:平成31年度 厚生労働科学研究費補助金(健やか次世代育成総合研究事業)大須賀班 「医学的適応による生殖機能維持の支援と普及に向けた総合的研究」
共催:日本がん・生殖医療学会

 

 

 

 

 

第1回がん患者妊孕性支援スキルアップセミナー 第1回がん患者妊孕性支援スキルアップセミナー










日本がん・生殖医療学会 看護部門の取り組み

看護部門担当理事 渡邊知映
(上智大学総合人間科学部 看護学科 准教授)


 私たちは、患者さんがどこの病院でがんと診断をうけても、治療後の妊娠・出産について安心して医療者に相談することができる環境を提供することをミッションに掲げます。そのためには、がんと診断されたときからゲートキーパーとなりえるがん治療の現場の看護師と生殖医療の看護師がそれぞれの専門性を活かしながら協働し、一人ひとりの患者さんの治療後の妊娠・出産に対する思いを尊重し、確実に必要な支援につなげることが大切です。

 がんと診断された時に子どもがほしいという強い希望がなくても、がん治療がひと段落して生活の幅が広がったり、新しい出会いを経験するなかで気持ちは変化するものです。だからこそ、看護師は、治療開始前の妊孕性温存治療への意思決定支援をはじめとして、がん治療にともなう性機能障害への支援、パートナーや家族との関係性の支援等を含めて、がんサバイバーシップのなかで親になるという課題を継続して支援する視点を大切にしたいと考えています。


看護師向け研修会の開催

 看護部門では、看護師向けの「がん患者妊孕性支援スキルアップセミナー」を開催しています。この研修会はがんの臨床または生殖医療に携わる看護師が、それぞれの知識を補完しながら、実際の臨床現場で遭遇するケースについて具体的なアプローチの実際を学ぶことを目的としています。本研修会では、毎回テーマに関する講義だけではなく、事例を用いて医師・看護師・心理士・遺伝カウンセラーなどの多職種がそれぞれの専門性を活かしてどのように支援していくことができるのかについてディスカッションを行います。 第2回は、看護師・心理士のほかに、薬剤師とがん相談支援員の方にご参加いただきました。がん患者さんを支える多職種がそれぞれの専門性を活かして、がん患者さんの妊孕性を支援していくことができるように今後もこの研修会を継続していきたいと考えています。


第1回 がん患者妊孕性支援スキルアップセミナー

  • テーマ 乳がん
  • 日時:2015年3月15日13:00-17:00
  • 会場:上智大学
第1回がん患者妊孕性支援スキルアップセミナー

第2回 がん患者妊孕性支援スキルアップセミナー

  • テーマ 男性がん患者とそのパートナーの支援を考える
  • 日時:2016年10月8日13:00-17:00
  • 会場:上智大学
第2回がん患者妊孕性支援スキルアップセミナー

第3回 看護師向け がん患者妊孕性支援スキルアップセミナー

  • 日時:2019年1月20日(日)13:00—17:00
  • 会場:上智大学 四谷キャンパス 6号館306号室
第3回看護師向けがん患者妊孕性支援スキルアップセミナー



第1回 がん患者妊孕性支援 コンサルテーション勉強会開催報告

看護部門代表 上智大学 渡邊知映


 平成も終わろうとしている4月23日に看護部門が主催となり、厚労科研清水班と文科研渡邊班が共催、日本がんサポーティブケア学会から後援をいただき、「第1回がん患者妊孕性支援コンサルテーション勉強会」を上智大学にて開催した。

 この会の目的は、首都圏の医療機関の妊孕性支援の医療者ネットワーク構築を目的とし、単なる診療連携だけではなく、困難事例や新規事例に対するナビゲーション、倫理コンサルテーション、介入コンサルテーションについて事例検討を行い、対応能力の向上を目指すことにある。

 年度初めの多忙な時期に、クローズドな会ではあったにもかかわらず、がん患者の妊孕性温存支援を先駆的に行っている首都圏を中心としたがん診療・生殖医療機関10施設から医師・看護師・心理士計35名に参加いただいた。第1部はがん患者妊孕性支援の現状と課題について各施設よりプレゼンテーションを行い、情報共有を行った。相談窓口として専門部門の設置や若年がん患者のスクリーニングの仕組みづくりなど、積極的な取り組みが紹介された。そのうえで、医療者のがん患者の妊孕性に対する意識や対応の質保証や生殖医療との連携の課題が挙げられた。

 第2部では、妊孕性支援における困難さを感じた事例についてジレンマメソッドを用いた倫理分析を行った。正しい答えを導くことを目的とするのではなく、がん患者の妊孕性を考えるうえでの医療者自らの思考のプロセスに向き合い、多面的にチームで検討する重要性について共有することができた。

 今回、参加してくださった施設ではがん診療と生殖医療のハード面での連携はすでに整っているが、実際に支援にあたるうえで様々な難しさを感じており、具体的に事例検討や各施設の取り組みについて共有することで、今後のネットワークづくりの一助となったと考える。

 最後に、お忙しいところ発表準備をしていただき、ご参加いただいた皆様と開催を後押してくださったJSFP鈴木直理事長と事務局に感謝申し上げたい。



第1回 がん患者妊孕性支援 コンサルテーション勉強会開催報告 第1回 がん患者妊孕性支援 コンサルテーション勉強会開催報告


がん患者妊孕性支援コンサルテーション勉強会


これからの活動について

 全国のがん診療拠点病院の看護師に行った調査では、看護師が患者さんからの相談に乗るにあたって知識や情報が不足していることや生殖医療とのネットワークが不足していることが指摘されました。看護部門では以下の3つの活動を行うとともに、がんおよび生殖看護の関連学会と連携しながら、がん・生殖医療システムの確立に尽力していきたいと思っています。


主な活動内容

  • 1.がん・生殖看護に関わる看護師ネットワークによる事例検討会・Web相談
  • 2.看護師向けの教材の作成
  • 3.研修会の開催


『関西がん治療と妊孕性温存の勉強会』について


『第11回 関西がん治療と妊孕性温存の勉強会』のご報告


越田クリニック 藤島 由美子


 師走に入り、寒さも本格的になってまいりました。
2019年11月10日にIVF大阪クリニックで開催しました『第11回 関西がん治療と妊孕性温存の勉強会』のご報告です。参加総数は49名であり、今回もたくさんの方にご参加いただきました。
最初に専門医からの講演がありました。越田クリニックの山田成利先生から『乳がん患者の妊孕性温存の実際』と大阪国際がんセンター乳腺・内分泌外科の中山貴寛先生から『乳がんの診療と妊孕性温存』、京都橘大学の上澤悦子先生から『がん・生殖看護におけるカップルへの共有意思決定支援(SDM)』について講演をしていただきました。前回と同様で、最新のがん生殖の現状などについてわかりやすい内容であり、知識が深まりました。事例検討では具体的内容について医師を交えて濃厚なディスカッションができました。妊孕性温存のみならず、妊娠・出産・育児まで見据えた内容や遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)に対する対応や考え方などについての情報交換もあり、とても有意義な時間になりました。また上澤先生のSDM講義の後にSDMに基づいた支援の『ロールプレイ動画』を放映し、「実際の具体的な支援のポイントが明確になり、明日からの実践に活かせる」との感想がありました。
アンケートからは「患者さんの価値観を大切にしながらエビデンスのある情報提供が必要だと感じた」「看(がん)看(生殖)連携のモデルケースをどんどん作ってほしい」「小児+母親への情報提供のスキルについての勉強会をしてほしい」など熱い看護師の意見が多くありました。
今後も知識を向上していくとともに、実践に活かせるいろいろなモデルケースを蓄積していきたいと考えています。
次回は2020年6月を予定しています。詳細が決まりましたら、ご案内します。



『第11回 関西がん治療と妊孕性温存の勉強会』のご案内

IVF大阪クリニック  小松原千暁
越田クリニック  藤島由美子


 朝晩も涼しくなり、過ごしやすい季節になりました。
2019年11月10日にIVF大阪クリニックで行います『第11回 関西がん治療と妊孕性温存の勉強会』のお知らせです。
がん治療と生殖医療のそれぞれの看護師が専門性を活かして協働し、よりよい意思決定支援ができることを目指しています。
今回は『がん生殖医療の実際』と『乳がんの治療と妊孕性温存』そして『共有意思決定支援SDMの看護』をテーマに専門医と日本生殖看護学会理事長の上澤悦子先生より講演していただきます。事例を用いて具体的アプローチを検討した後、情報交換の時間も設け、実践につなげる機会にしたいと考えています。
お忙しいとは存じますが、ご興味のある方はぜひお誘いあわせの上ご参加ください。
お申し込みは、メールまたはFAXでお願い致します。
詳細は下記よりご確認ください。



第11回 関西がん治療と妊孕性温存の勉強会




『第10回 関西がん治療と妊孕性温存の勉強会』のご報告


越田クリニック 藤島 由美子


 紫陽花の花が雨に映える季節となりました。
2019年6月30日に『第10回 関西がん治療と妊孕性温存の勉強会』をIVF大阪クリニックで開催しました。参加総数は51名でした。

 今回はIVF大阪クリニックの福田愛作先生から『生殖医療と妊孕性温存について』と大阪国際がんセンター整形外科の田宮大也先生から『悪性骨軟部腫瘍の診療と妊孕性温存について』 京都橘大学の上澤悦子先生から『共有意思決定支援(SDM)について』講演をしていただきました。疾患や妊孕性温存法やがん生殖の現状などについて、詳細でとても理解しやすい内容でした。事例検討では症例の詳細な状況を医師や看護師から解説をいただきながら共有し、その上でSDMのガイドに沿った説明と事前に作成したロールプレイの放映を行いました。疾患の理解ができ、がん治療による生殖機能・分娩・子育てへの影響や倫理的問題、意思決定支援時のポイントやアプローチ法が明らかになり、より実践につながる内容だったと感じました。
参加者のアンケートでは、「講演は基礎から最新のデータまで多くの情報だったが、とてもわかりやすい内容だった」「希少がんの病態を聞く機会がなかったので、とても参考になった」「実際のSDMの進め方について知ることで、意思決定の際の寄り添いや情報提供の方法について学ぶことができた」とありました。今回の勉強会が「今後の看護実践の参考になった」と参加者全員から回答いただいたことより、とても有意義な時間だったことがうかがえました。一方で非常に盛りだくさんな内容だったために、ディスカッションや交流の時間が短かったとの声もあり、次回の課題として検討したいと思います。 今後も内容検討し、実践につながる勉強会を継続していきたいと思います。



第10回 関西がん治療と妊孕性温存の勉強会


『第10回 関西がん治療と妊孕性温存の勉強会』のお知らせ

関西がん治療と妊孕性温存の勉強会
小松原 千暁
藤島 由美子


 うららかな春の日差しが心地よい季節となりました。

 関西がん治療と妊孕性温存の勉強会は、看護職を対象に知識の向上や情報交換、施設間連携に向けての取り組みを目的として開始し、今回10回目を迎えます。
がん治療と生殖医療のそれぞれの看護師が専門性を活かして協働し、より良い意思決定支援ができることを目指しています。

 今回は『生殖医療と妊孕性温存』と『悪性骨軟部腫瘍の診療と妊孕性温存』をテーマに専門医から講演があり、事例を通して具体的アプローチを検討した後、情報交換の時間を設け、実践につなげる機会にしたいと考えています。

 皆さま、お誘いあわせの上、ぜひご参加くださいますようお願いいたします。
詳細はチラシをご参照ください。


『第10回 関西がん治療と妊孕性温存の勉強会』申込書 『第10回 関西がん治療と妊孕性温存の勉強会』申込書
『第10回 関西がん治療と妊孕性温存の勉強会』のお申込書のダウンロードはこちら


『第8回関西がん治療と妊孕性温存の勉強会』の報告と次回勉強会のお知らせ

越田クリニック 藤島 由美子


『第8回関西がん治療と妊孕性温存の勉強会』を平成30年7月22日にIVF大阪クリニックで行いました。

がん患者が多様な選択肢からより良い意志決定をするために、医療者が患者とともに話し合いながら共有意志決定(Shared Decision Making:SDM)ガイドに沿った支援ができるよう、実践的勉強会を行いました。

 第7回の勉強会に引き続き、京都橘大学の上澤悦子先生から『がん・生殖医療での意志決定支援(SDM)』の講演があり、その後乳がんと婦人科がんの事例を用い、SDMガイドに沿ったグループディスカッションとロールプレイを行いました。またがん治療施設の方が生殖医療の知識を得るために、『生殖医療のガイダンス』を本勉強会代表の小松原千暁が行いました。

 参加者は、がん治療施設24名、生殖医療施設21名の合計45名でした。

SDMガイドに沿ってディスカッションする中で「家族との意見の相違の中で、患者本人の意志決定が最も重要である。看護師が思いを傾聴・共感し、共有することでその大切さに患者自身が気づき、自身の思いを優先して意志決定できること」を学びました。また「意志決定するために必要な情報提供は、適切な分野から正確に伝えることが必要」「短い時間での情報提供の方法として、ツール作成が必要」などを感じました。また「ロールプレイは難しかったが、事例を用いた実践的体験でより理解が深まった」との意見より、患者が自分の考えや価値観、優先したいことを十分に語ることができる体験が、次の意思決定につながることを認識できた勉強会であったと考えています。

 毎回情報交換や交流の時間も設けており、施設間で現実的で密な連携が取れることも実践に大いに役立っています。

 理解を深めるために今後も引き続きSDMガイドに沿った事例検討会を重ねていきたいと思っています。

 次回は11月11日にSDMガイドに沿った実践的勉強会「第3弾」を予定しております。
皆様お誘い合わせの上、ご参加くださいますよう、よろしくお願いいたします。


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『関西がん治療と妊孕性温存の勉強会』のご案内と次回勉強会のお知らせ

2018年1月吉日
IVF大阪クリニック 小松原 千暁


 新春の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

 近年、がん治療後の生存率の上昇に伴い、若年がん患者が治療寛解後のQOL向上を目指して、治療以前に精子・卵子・受精卵・卵巣の凍結などの妊孕性温存を選択される事が多くなっています。がん治療患者に対して、医師だけではなく看護師も適切な患者支援を実践できるよう、知識の向上や情報交換、施設間の連携に向けての取り組みを目的とした勉強会を2016年3月より関西にて開催しております。

 第1回から第3回までは「乳がん患者の看護と妊孕性温存」、第4回は「血液内科疾患の看護と妊孕性温存」、第5回は「AYA世代がん患者の現状と課題、男性患者の看護と妊孕性温存」、第6回は「骨軟部腫瘍の看護と妊孕性温存」をテーマに、がん治療施設と生殖医療施設の認定看護師や生殖医療相談士など各分野に精通している看護職から疾患の病態や治療、心理および看護について講義して頂きました。その後、がん治療施設と生殖医療施設の看護職が臨床の現状や課題、事例の看護介入についてディスカッションを行い、その内容を発表し、参加者全員で情報の共有を行いました。過去6回の勉強会参加者はのべ256名と多く、参加後のアンケートでは「生殖医療の基本や妊孕性温存について情報収集でき、患者対応へ生かしたい」、「学んだ知識を自施設の医師や看護師へ伝えたい」「患者が妊孕性温存に対する知識を得て、自分で選択する事ができることが大切だと思った」「課題はたくさんあると思うが、情報共有・情報交換を継続したい」などの感想があり、この分野への関心の高さがうかがえ、今後も継続して開催したいと考えております。

 次回第7回の開催では、がん患者の複雑で困難な意思決定プロセス支援のためのShared Decision Making(SDM)について学びたいと思います。事例を通してがん治療施設と生殖医療施設のそれぞれの立場から情報提供や意見、疑問点などを投げかけ、患者の想いを医療者間で共有し、看護支援方法をより具体的に検討する機会にしたいと思います。

 是非、皆様お誘いあわせの上、ご参加くださいますようよろしくお願い致します。



関西がん治療と妊孕性温存の勉強会 関西がん治療と妊孕性温存の勉強会


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